「境界線」
考えれば何度もの境界線
善とか悪とか関係なくなる
「青春」とかキレイなのもだけではない
「危険」を伴った若過ぎたあの頃
いつからこんな真面目になった?
残す跡は鼻のピアス
そんなもの取ってしまえば良いのに
取れずにいる 私の顔の一部になっている
怖かったな 怖いものなんてなかったな
そのどちらもだった
一つ言えるのは死にそびれたのか
死にたくないと思っていた頃が一番「死」に近かった
愛した だから付いて行った
警察 何度も呼んだ 呼ばれた
交差する記憶の中
狂気の始まりはとっくに始まっていたという事
病とか関係なかった
既に脳みその伝達機能は崩壊していたのだろう
私は今 引きこもりかもしれない
こんな時代だし 逆に良いかもしれない
今までになく真っ当に日々を過ごしている
肩身の狭くなったタバコだけが
まだ私にくっついて回るけれど
それくらいは許してよ…
「生と死」その境界線で
狂気も混じった時には誰にも手は付けられなかった
悪い事をしているなんて意識もなく
瞑想 迷走 また瞑想
今になってこんな事を書いている自分 どうしたのかな?
何かをやり直したいかと問われたら
何ひとつないかもしれない
ただ もう泣かせたくない大切な人
傷付けくない 大切な人
一人想い出に浸る位 罪にもならない
もうないよバックパック
歩き回った 走り回った
足 車
風を感じて 髪揺らして
星と話した時の感動
初対面のキス
付けていた香水の香り
頭の中で風船が爆発しそう
今夜はこれくらいにしておこうか
救われた今 もう感謝しかないから
一言 「ありがとう」しかないから
「大丈夫、大丈夫!」って聞こえるから
残したのは 鼻のピアスとタバコ
新たに迎え入れたのは可愛い愛猫二匹
ただそれだけ
ただそれだけ
Photo★Tetsuro Higashi
Poem★Maya Inoue
詩にもならない詩
上の写真は、東哲郎さんが選んでくれました。
今年の夏に撮影した物です。
いつもありがとうございます♪

