
「貴方の声」
夕暮れ時になるとね
貴方の声が聞きたくなるの
雲がちぎれて離れて行くから
何かが終わる感じがして
また繋げたいって思うの
シャワーを浴びた身体で
横になって ただただ空を眺めているの
そろそろ一日の仕事に疲れている頃かな?って
ご飯を食べている時
毎日でなくても 一緒に食事が出来たらって
わがままかもしれなけれどね
長いこと 貴方の髪に触れていないね
柔らかくて 健康な髪
夜はきっとお酒を飲みながら一人疲れた身体を休めるのね
私は少し焦ったように 夜が来るのが怖くなるんだ
だってまた 声が聞きたくなるからね
夜は静寂で
それでいて貴方を映すのよ
Photo★Tetsuro Higashi
Poem★Maya Inoue